ワンルームマンションはどうなのか?

個人投資家にとって買いやすさという意味で、一番身近なのは、ワンルームマンション投資といえるかと思います。

新聞でもよく広告が出ていますし、ローンを組めば、多くのOLにとっても手が届きやすい投資物件といえるからです。

東京で販売されている新築ワンルームマンションの相場は、利回りはおおよそ4%〜6%。

郵便貯金や定期預金などに比べれば、十分に高利回り。ここに魅力を感じる人も多いかと思います。

しかし、この利回りに不満を感じる投資家もいます。

若年層の人口減少、単身者向けの物件は既に供給過剰状態、Jリートよりも低い利回りという3つのことが考えられるからです。

若年層の人口減少は、深刻な問題です。長期にわたる少子化によって今後も若年層の減少は続いていくでしょう。

また現在、東京において、単身者向けの賃貸物件(30㎡未満)は、完全な借り手市場となっています。そのため今後、需要の減少していく単身者向けの物件に今さら投資するというのはリスクを伴います。そうなると5%〜6%の利回りではリスクを取るのは難しいかもしれません。

Jリートのリートは不動産投資信託のことで、Jリートとは日本版リートのことです。

証券化によって集めた資金でマンションやビルを取得し、賃料の一部を投資口数に応じて投資家に分配するという金融商品です。

4%〜6%の利回りでは、現在のJリートと大差はなく、大手不動産会社が手堅く運営するリートの利回りとほとんど変わらない数字なのです。

これらの理由から、賢明な不動産投資家はワンルームマンションの5〜6%の利回りには満足できないのです。

ワンルームマンション投資に関して、今後の家賃下落や空き室率の上昇を考えていかなければなりません。

みなさんには賢明なリスク判断をしていただきたいと思います。